日本史【42】明治時代の産業発展(近代ー11) – 歴史note

日本史【42】明治時代の産業発展(近代ー11)

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日本史【42】明治時代の産業発展(近代ー11)

<産業革命の全体図>

★軽工業中心(日清戦争前後)1890年代
・製糸業(繭→生糸)
・紡績業(綿花→綿糸)三河・尾張・河内
・綿織物業(綿糸→綿織物)
↓↓
★重工業中心(日露戦争前後)1900年代
・鉱工業の発達
・陸運と海運の整備
・財閥の形成
↓↓
★社会問題の発生
↓↓
★労働運動・社会主義運動の発展

<産業革命(軽工業)>
■ 製糸業
座繰(ざぐり)製糸→器械製糸(富岡製糸場)アメリカ向け輸出産業

■ 紡績業
ガラ紡:発明・臥雲辰致(がうんたっち/ときむね)
→「機械紡績」の登場で紡績業が発展。

中国・インドからの安価な綿花輸入により発展
・1882年 「大阪紡績会社」設立(渋沢栄一ら)翌年開業
・1890年 綿糸「生産」額、「輸入」額を超える。
・1897年 綿糸「輸出」額、「輸入」額を超える。
↓↓
・1897年 「金本位制」採用(←「貨幣法」1897年)
日銀で「銀」ではなく「金」と交換できるようになった。

■ 綿織物
国産力機織 発明:豊田佐吉(とよださきち)
→第一次大戦ごろ、日本の輸出の主力になっていく。

<産業革命(重工業)>
■ 鉄鋼業
(官営)八幡(やはた)製鉄所(福岡)
・1901年 操業開始→鉄鋼の国産化
☆原料
・石炭・・筑豊炭田(福岡)、撫順炭田(ぶじゅんたんでん)(中国から輸入)
・鉄鉱石・・大冶鉄山(だいやてつざん)(中国から輸入)

※鉄鋼は国産化できたとはいえ、まだ輸入が多い。原料も輸入に頼っている。

■ 陸運
・1906年(※日露戦争後) 「鉄道国有法」:民間鉄道の国有化
1/3が国鉄、2/3が民営だったのが逆転する。国が私鉄を買い上げて2/3が国鉄に。←国内輸送の一元化が目的。

■ 海運
・1893年 「ボンベイ航路」開通。
神戸・インド(ボンベイ)間
(※綿花をインドから輸入して運ぶため。)
日本郵船株式会社が開いた航路。

<産業革命(財閥の形成)>
★「財閥」(コンツェルン)の形成
様々な業種・経済体が結合したグループ
例:四大財閥
・三井:三井合名会社
・三菱:三菱合資会社
・住友:住友合資会社(別子銅山)
・安田:安田保善社(安田善次郎)

その他
・古河(ふるかわ):古河鉱業(古河市兵衛)

<産業革命(社会問題と労働者)>
★社会問題の発生
①高島炭鉱事件(長崎・三菱経営)
・1888年 高島炭鉱の暴動が雑誌『日本人』に発表。

②足尾銅山鉱毒事件(栃木・古河経営)
(足尾銅山は江戸時代は幕府経営→古河鉱業の経営に。)
渡良瀬川流域の鉱毒公害事件。
・1901年 代議士(国会議員)の田中正造が天皇に直訴。

③天満紡績スト
・1894年 大阪での大規模な女工のストライキ
(天満・青物市で出てきた)

★労働者の実態
・1889年 日本之下層社会(横山源之助)
・1903年 職工事情(農商務省編)
↓↓
労働運動・社会主義運動の発展。
「工場法」制定につながる。