室町時代 – 楽しく歴史

漫画『雪花の虎』6巻メモ

マンガ『雪花の虎』 6巻 メモ

関東管領 上杉憲政(のりまさ)が新年雪の中、長尾景虎(上杉謙信)を訪ねてくる。

長尾家は元々関東で山内(やまのうち)上杉家の家臣として支えてきた。

しかし景虎の父・為景(ためかげ)の代で、長尾と上杉は対立。

為景が下剋上で上杉顕貞(あきさだ)を討った。

 

訪ねてきた上杉憲政は、その上杉顕貞(あきさだ)の孫。

 

山内上杉家は、代々「関東管領職」を引き継いできた名家(めいか)だったが、最近では弱体化し、北条氏康(うじやす)に攻められていた。

そこで上杉憲政は景虎に「関東管領職を譲るので、北条氏康を討ってほしい」と願い入れる。

 

上杉憲実(のりざね)・・足利学校を再建。



上杉顕貞(あきさだ)・・下剋上で虎パパにやられる



上杉憲政(のりまさ)・・雪の中、虎ちゃんのとこに来た人

2-5 室町時代の文化

室町時代は「北山文化」と「東山文化」が栄えた。

◆北山文化(きたやまぶんか)

3代将軍・足利義満。金閣寺。

優雅な「貴族文化」と素朴で力強い「武士文化」が融合。

 

◆東山文化(ひがしやまぶんか)

8代将軍・足利義政。銀閣寺。東山慈照寺。

簡素で落ち着いた文化。禅宗の影響。東求堂同仁斎(とうぐどうどうじんさい)

書院造。床の間、生け花、水墨画、茶の湯。

枯山水。龍安寺の石庭。
雪舟・水墨画。
観阿弥・世阿弥父子。猿楽・田楽が能に。
狂言。御伽草子。「浦島太郎」など絵入り物語。

 


<引用>

2-4 南北朝の動乱と室町幕府

後醍醐天皇が鎌倉幕府を倒したのち、天皇が2人いる時代が60年続いた。

1333 後醍醐天皇 天皇中心の政治「建武の新政」を始める。
⇒武士を無視したため失敗。
1336 2つの朝廷が争う南北朝時代
北朝:足利尊氏が立てた天皇
南朝:後醍醐天皇
1338 足利尊氏が征夷大将軍となり京都に幕府を開く
1378 3代将軍・足利義満が京都の室町に幕府を移す。
1392 足利義満が南北朝を統一。
1404 義満が明とのあいだに勘合貿易を始める。(日明貿易)
倭寇(海賊)の船と区別するため勘合という合い札を用いる

 

◆室町幕府

(中央)将軍ー管領(かんれい)将軍の補佐役ー侍所、政所など

(地方)将軍ー鎌倉府、守護、地頭

 

室町時代 将軍

室町時代 将軍


初代 足利尊氏(たかうじ)。150年続いた鎌倉幕府を滅ぼした。


第三代 足利義満(よしみつ)。金閣寺。


 

第十三代 足利義輝(よしてる)

1565永禄の変(えいろくのへん)

(「雪花の虎」や「信長を殺した男 1巻」にも出てくる。

「麒麟が来る」では向井理が演じていた。)

 

三好三人衆と松永久秀がクーデターを起こし13代・足利義輝を死に追い込む。

 


 

第十五代 足利義昭(よしあき)

義輝の弟。一条院覚慶(いちじょういんかくけい)