「光る君へ(3)謎の男」メモ
2024/01/21放送
永観二年(984年)
・放免(ほうめん)・・検非違使(けびいし/京都の治安を守る役職)の下で働く元罪人。犯罪者を探索し、捕縛や拷問を担当。
・看督長(かどのおさ)検非違使庁に属する下級の役人。牢獄(ろうごく)の管理や犯人の逮捕を行う。
・懐仁親王(やすひとしんのう/のちの一条天皇)
円融天皇と詮子の皇子。
・懸想(けそう)する・・恋い慕うこと。
関白:頼忠
左大臣:雅信
右大臣:兼家
大納言:為光
宿直(とのい)・・宮中や役所・貴人の邸宅を警備するために夜間警備を行うこと。
・藤原公任(ふじわらのきんとう)
関白・藤原頼忠の息子。円融天皇の中宮・遵子の弟。
・藤原 斉信(ふじわらのただのぶ)
道長の長兄・道隆のもとに仕える。大納言・藤原為光(兼家の異母弟)の息子。
倫子(ともこ)に想いを寄せる。
・藤原行成(ふじわらのゆきなり)
三蹟(さんせき)の1人。
頭中将(とうのちゅうじょう):藤原実資(ふじわらのさねすけ)
蔵人頭(蔵人所の長)と近衛中将(近衛府の次官)を兼任。
内侍所(ないしどころ)内侍司の女官が詰めた所。温明殿(うんめいでん)の北側の母屋。
高階貴子
定子(さだこ/ていし):道隆と貴子の皇女。
・諸貞親王(もろさだしんのう/のちの花山天皇)
63代・冷泉天皇の第1皇子。円融天皇は叔父にあたる。
土御門殿(つちみかどどの)・宇多天皇の血筋。宇多源氏の祖。
・左大臣・父・源雅信(みなもとのまさのぶ)。宇多天皇の孫。
・北の方・母・藤原穆子(ふじわらのむつこ)・まひろの遠縁
・一の姫・源倫子(みなもとのともこ)黒木 華(くろきはる)
前播磨権少丞(さきのはりまのごんのしょうじょう)
藤原朝臣為時娘(ふじわらのあそんためときのむすめ)まひろ
官職はない
偏つぎ(へんつぎ)
・赤染衛門(あかぞめえもん)
孟子(もうし)
「人に忍びざるの心」
他人が苦しんでいるのを、放ってはおけないという気持ち。
「孟子」
「人は皆、人に忍びざるの心有り(人間ならばだれでも、他人が苦しんでいるのを放っておけない気持ちを持っている)」。その証拠として、赤ん坊が井戸の中に落っこちそうになっているのを見れば、誰だって慌てて助けようとするという例を挙げています。孟子の説く性善説を端的に説明したものとして、有名な一節です。
「人皆人に忍びざるの心有りと謂(い)ふ所以(ゆゑん)の者は・・」
倫子サロン
「古今和歌集」752
「見てもまた またも見まくの 欲しければ 馴るるを人は いとふべらなり」
(訳)逢えばまた逢いたくなるので馴れ親しむのをあの人は避けているのでしょう
「古今和歌集」・・日本最初の勅撰和歌集。 選者は紀友則、紀貫之、凡河内躬恒、壬生忠岑。 60代・醍醐天皇の勅命を奉じ、延喜13年頃(913年)に完成。 20巻、歌数約1100首。
恋の歌3 小野小町
「秋の夜も 名のみなりけり 逢ふといへば ことぞともなく 明けぬるものを」
(訳)秋の夜は長いと言うけれど、名ばかりだった。愛しいあなたに逢ったら、あっけなく、あっという間に明けてしまうのだから。
<光る君へ紀行>
「年中行事絵巻」
装いの中に季節の花や自然の色を取り入れた。
かさね色目。
梅かさね(早春)
松かさね(祝いの日など)
女郎花(おみなえし)かさね(秋)
京都市・風俗博物館