2025大河ドラマ『べらぼう』
第9回「玉菊燈籠 恋の地獄」メモ(250302放送)
蔦重(横浜流星)は瀬川(小芝風花)の身請け話を耳にして、初めて瀬川を思う気持ちに気づく。新之助(井之脇海)はうつせみ(小野花梨)と吉原を抜け出す計画を立てるが…
蔦屋重三郎(1750~)
玉菊灯籠(たまぎくどうろう)。
鳥山検校「遅かりし由良之助(おそかりしゆらのすけ)」
瀬川「ご生害(しょうがい)には間に合いんしたようで」
待ちかねたときや、時機に間に合わなかったときなどの、残念な気持ちをしゃれていうことば。歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」から。塩谷判官(浅野長矩・ながのり)が腹に短刀を突き立てた直後に大星由良之助(おおぼしゆらのすけ)(大石内蔵助)が赤穂から到着するが、このときの台詞から。
検校「花魁、何か心掛かりでもあるのか。声音(こわね)が少ししおれておる」
検校(けんぎょう):盲人に与えられた最高の官名
人別(にんべつ):宗門人別帳。戸籍。
近松門左衛門『心中天網島』(しんじゅう てんのあみじま)
瀬川「何言ってんだい。馬鹿らしくて面白かったって言ってんだよ。この馬鹿らしい話を重三が勧めてくれたこと、きっとわっちは一生忘れないよ。とびきりの思い出になったさ。・・じゃ、返したよ。」
〇べらぼう紀行
吉原にお盆をつげる「玉菊灯籠」。
年中行事。
浅草 酉の市(とりのいち)。