【2】古代オリエント
・メソポタミア
・エジプト
・シリア・パレスチナ
・イラン高原
<メソポタミア>
ティグリス川・ユーフラテス川の間
メソポタミアは山脈や砂漠がなく、開放的な地形。
ゆえに様々な民族が入ってくる。
・シュメール人(B3000)
ウル・ウルク・ラガシュ
神権政治。
ジッグラト(聖塔)・多神教
楔形文字。粘土板。
ベヒストゥン碑文(現イラン)
(ダレイオス1世の功績を記念する碑文)
英ローリンソンが解読(1847)
60進法、太陰暦、1週7日制。
・アッカド人(セム語系)(B24C)
シュメール人の国家をまとめ、メソポタミアを統一。
軍事力に頼りすぎて長く続かず。
サルゴン王。
・アムル人(セム語系)(B19C~B16C)
バビロン第一王朝(古バビロニア王国)
ハンムラビ法典。秩序の形成。
↓↓
北方からヒッタイトが侵入。
小アジア(アナトリア)からメソポタミアへ。
バビロン第一王朝を滅ぼす。
その後エジプトへ。
・ヒッタイト人(B17C~B12C)
(インド=ヨーロッパ系)
世界初の鉄の使用。馬車。
バビロン第一王朝
↓↓
北・ミタンニ
南・カッシート
<エジプト>
初期王国(B3000)
ノモス(小国家)
王:ファラオ
(太陽神ラーの子)
ギリシア歴史家・ヘロドトス
「エジプトはナイルのたまもの」(贈り物)
・古王国(B27C~B22C)
(都:メンフィス)
ピラミッド(ギザ)公共事業
クフ王(最大)、カフラー王、メンカウラー王
・中王国(B21C~B18C)
(都:テーベ)
ヒクソス(アジア系)の侵入
軍事国家。一時エジプトを支配。
・新王国(B16C~B11C)
(都:テーベ)
アメンホテプ4世(B14C)
アモン・ラー
(テーベの守り神)
神官の台頭。
唯一神アトンに変えた。
テル・エル・アマルナに遷都。
イクナートンに改名。
(「アトン神に愛される」の意味)
B1286年 カデシュの戦い
エジプト VS ヒッタイト
世界初の平和条約
オシリス(死と復活の神)
「死者の書」多神教
魂の復活のためミイラ
パピルス
ロゼッタ・ストーン。仏シャンポリオン(1822)
神聖文字(ヒエログリフ)
民用文字(デモティック)
ギリシア文字
十進法、太陽暦
アマルナ美術(自由で写実的)
<地中海東岸(シリア・パレスチナ)>
商業、遊牧など。
<シリア>
・海の民の台頭(B13C)
ヒッタイト滅亡。
エジプト弱体化。
・アラム人
内陸貿易
ダマスクス
アラム語
西アジアの国際語になる。
アラム文字⇒アラビア文字
・フェニキア人
シドン
ティルス⇒北アフリカ・カルタゴを作る
レバノン杉
その木で船を作る。木自体をも輸出する。
フェニキア文字⇒ギリシア文字⇒アルファベット
<パレスチナ>
・ユダヤ人
ヘブライ人
自分たちはイスラエルという
出エジプト(B14C)・モーセ
ヤハウェ・十戒
ユダヤ教
・ヘブライ王国
2代目 ダヴィデ王(B10C)
(都エルサレム)
3代目 ソロモン王・神殿
↓↓
北:イスラエル王国←アッシリア王国により滅亡
南:ユダ王国←新バビロニアにより滅亡
バビロン捕囚(強制連行)
50年後、アケメネス朝ペルシア、キュロス2世が解放
↓↓
ユダヤ教
旧約聖書、終末思想
メシア(救世主)
<オリエント最初の統一国家>
オリエントはメソポタミア、シリア、エジプト
★アッシリア(B7C)
アッシュル=バニパル
ニネヴェ 図書館
属州に総督を派遣
B612 滅亡
★四カ国
・メディア(イラン高原)
・リディア(アナトリア)、最古の金属貨幣
・新バビロニア(メソポタミア)カルデア人が建国
・エジプト
★アケメネス朝ペルシア(B550-B330)
(イラン人・ペルシア人)
・キュロス2世(建国)
(都スサ)
・カンヴュセス2世
エジプト征服 (B525)
・ダレイオス1世(全盛期)
最大領土
知事(サトラップ)
王の目、王の耳
都ペルセポリス
駅伝制(王の道)スサ~サルデス
寛容な統治
・ゾロアスター教(拝火教)
経典アヴェスター
善悪二元論
善神アフラ・マズダ、悪神アーリマン
最後の審判(終末思想)←最古
<イラン>
東西交易の中心地。イラン高原。
(中央アジア、中国と、メソポタミア、エジプトの中継地点)
貿易管理で繁栄。
アレクサンドロス大王
↓↓
・アンティゴノス朝マケドニア
・プトレマイオス朝エジプト
・セレウコス朝シリア
↓↓
★パルティア(B3C~3C)
アルサケス(建国)
中国から安息(あんそく)と呼ばれる。
(都:クテシフォン)
東西交易の中心地
ローマと抗争
(パルティアン・ショット)
↓↓
★ササン朝ペルシア(3C~7C)
(都:クテシフォン)
・アルダシール1世(建国)
ゾロアスター教を国教化
・シャープール1世(3C)
東:クシャーナ朝を破る
西:ローマ皇帝 ウァレリアヌスを捕縛
・ホスロー1世(6C)
東:突厥と組んでエフタルを滅ぼす
西:東ローマ皇帝
ユスティニアヌス帝と抗争
アンティオキア占領
642 ニハーヴァンドの戦い
イスラム・正統カリフ〇 VS ✕ササン朝ペルシア
651 ササン朝ペルシア 滅亡
・マニ教
ゾロアスター教+キリスト教+仏教
ササン朝で弾圧⇒中国、ヨーロッパで広がる。
・ササン朝美術
中国・日本へ。奈良・正倉院