【3】ギリシア世界 – 歴史note

【3】ギリシア世界

【3】ギリシア世界
(概要)
エーゲ文明のあと、ギリシア人が南下。
交易社会なので話し合う必要があった。
↓↓
ペルシア戦争
民主政治の完成
その後内乱、混乱
↓↓
アケメネス朝ペルシアを倒す動きへ


★エーゲ文明
青銅器文明。
・クレタ文明(B2000~B1400)
都クノッソス。平和的。
英エバンズ。城壁のない宮殿

・ミケーネ文明(B1600~B1200)
クレタ文明を滅ぼす。好戦的。
ミケーネ、ティリンス
線文字。英ヴェントリス。
独シュリーマンが発見。
トロイア(トロヤ)
ドーリア人か海の民により滅亡か?

★ギリシア人の南下
・ドーリア人⇒「鉄」を持ってきた。
・イオニア人
・アイオリス人

★暗黒時代(B12C~B8C)
ギリシアは山が多く雨が少ない。
果樹栽培が中心。(オリーブ・ブドウ)
交易。

★ギリシアの特徴
・集住(シノイキスモス)
・貴族政治

・ギリシア植民市
交易・貿易の拠点として植民市を建設。
ビザンティウム(ビザンティオン)(黒海沿岸)、シラクサ、ネアポリス(ナポリ)、マッサリア(マルセイユ)。

・アクロポリス(丘)
・アゴラ(公共広場)生活の中心

ヘレネス(自称)、バルバロイ(異民族)
デルフォイの神託
オリンピアの祭典


・アテネ
貴族政治(B8C)
↓↓
平民が重装歩兵に
ファランクス
↓↓
民主政治に参加

B621 ドラコン 慣習法(暗黙のルール)を成文化
B594 ソロン 財産政治。債務奴隷の解放
B561 ペイシストラトス 僭主政治(市民からは支持)
B508 クレイステネス 民主政治の基礎
デーモス(区)
陶片追放(オストラキスモス)、オストラコン(陶片)
↓↓
その後ペルシア戦争へ・・

・スパルタ
穀物栽培が可能。閉鎖的。
完全市民(スパルティアタイ)ドーリア人
ペリオイコイ(半自由民)農業・商工業
ヘイロータイ(ヘロット)(隷属農民)

リュクルゴス(伝説の立法者)軍事的


★ペルシア戦争(B500~B449)
きっかけは、ペルシアの襲来に対するイオニア植民市の反乱。
小アジア ミレトス

・マラトンの戦い(B490)
✕ペルシア(ダレイオス1世)
VS
〇アテネ重装歩兵

・サラミスの海戦(B480)
✕ペルシア艦隊
VS
〇アテネ テミストクレス
無産市民の三段櫂船の漕ぎ手で活躍

・プラタイアの戦い(B479)
〇アテネ・スパルタ連合軍の勝利

↓↓
・デロス同盟(B478)
ペルシアの再来に備えた。アテネ中心の軍事同盟。他のポリスを支配。

・ペリクレスの時代(B443~B429)
民主政治の完成。
民会(18歳以上の男性市民)が最高機関となる。
直接民主制(議員を選ぶのではなく直接参加する)
陪審員、奴隷制

その後、ポリスの対立

・ペロポネソス戦争(B431~B404)
ペロポネソス同盟 (スパルタ)VS デロス同盟(アテネ)
ペリクレス病死したが戦争は終わらず。アテネは衰退していく。

デマゴーゴス(デマゴーグ)
扇動政治家。衆愚政治。

スパルタがアテネを破るも、長くは続かず。
今度はテーベ(テーバイ)がスパルタを破る。
(※テーベという町はエジプトにもギリシアにもある。)


マケドニア
フィリッポス2世(位B359~B336)
・カイロネイアの戦い(B338)
アテネ・テーベ連合軍を撃破

・コリントス(ヘラス)同盟(B337)
スパルタ以外のギリシア諸ポリスの同盟。

アレクサンドロス大王
東方遠征開始(B334)
・イッソスの戦い(B333)

・アルベラ(ガウガメラ)の戦い(B331)
ダレイオス3世を破る。

アケメネス朝ペルシアの滅亡(B330)

★ヘレニズム時代
・ギリシアとオリエントを統合
・アレクサンドリア市を70個建設
・ペルシアの統治を尊重し採用
・コイネーを公用語に
(共通ギリシア語)

アレクサンドロス大王急死(B323)
↓↓
ディアドコイ(後継者)の分立
・アンティゴノス朝マケドニア(B306~B168)

・セレウコス朝シリア(B312~B63)
パルティア(イラン高原)、バクトリア(中央アジア)などが独立へ

・プトレマイオス朝エジプト(B304~B30)
(都:アレクサンドリア)
ヘレニズム文化の中心
最後の女王クレオパトラ


ギリシア文化

宗教
オリンポス12神
ギリシア神話

・ホメロス『イリアス』『オデュッセイア』
トロイア戦争を題材
シュリーマン

・ヘシオドス『労働と日々』『神統記』
・サッフォー 恋愛詩

・ヘロドトス『歴史』(B485~B425)
ペルシア戦争を物語として描いた。

・トゥキディデス『歴史』
ペロポネソス戦争を描いた。正しい歴史書。科学的。

・フェイディアス(B490~B430)
『アテナ女神像』『パルテノン神殿』
ペリクレスの友人。

ギリシア建築 柱
シンプルな「ドーリア式」から「イオニア式」、「コリント式」と段々豪華に。

三大悲劇詩人
・アイスキュロス『アガメムノン』
・ソフォクレス『オイディプス王』
・エウリピデス『メデイア』

喜劇詩人
・アリストファネス『女の平和』
ペロポネソス戦争を女性目線から批判

 


ギリシア自然科学と哲学

★自然科学(イオニア自然哲学)
・タレス・・万物の根源は水
・ヘラクレイトス・・火・変化そのもの。万物は流転する。
・デモクリトス・・原子
・ピタゴラス・・数

・ヒッポクラテス
医学。西洋医学の父。

★ソフィスト(弁論・修辞の職業教師)
プロタゴラス(B5C)
話し方を教える
「人間は万物の尺度」
人によって物の見方はそれぞれで良い
↓↓
アテネは話がうまいだけで中身のない、衆愚政治になってしまった。

★哲学
・ソクラテス(B469~B399)
ソフィストを批判。絶対的な真理を求めた。

・プラトン(B429~B348)
イデア論
現実と理想がある。その理想に近づいていこう。

・アリストテレス(B384~B322)
現実主義。経験論的。
今の現実からどう変化していけるか。


★ヘレニズム文化

ギリシアとオリエントの融合
世界市民主義(コスモポリタニズム)
価値観は同じ。仲間⇒価値観の違う人もいる。。
「個」が芽生える。個人の幸福についての哲学が生まれる。
↓↓
・ストア派:ゼノン
(ストアは「柱」の意味。柱のそばで話していたので)
理性で欲を抑える。

・エピクロス派:エピクロス
自分の精神的な快楽を追求。

 

★自然科学
ムセイオン(王立研究所)⇒ミュージアム(博物館)の語源
(エジプト・アレクサンドリア)

・エラトステネス(B275~B194)
地球の周囲の長さ(子午線)を測定。
ムセイオン初代館長

・エウクレイデス(B300頃)(ユークリッド)
平面幾何学。(図形問題)

・アリスタルコス(B310頃~B230頃)
地球の自転と公転。

・アルキメデス(B287~B212)
浮体の原理を発見。てこの原理。

★彫刻
ギリシア彫刻はガッシリ筋肉
ヘレニズム彫刻は曲線美
・ミロのヴィーナス
・ラオコーン
神官ラオコーンがアテナ女神の怒りをかってしまい大蛇に襲われた。


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