世界史 – ページ 2 – 楽しく歴史

漫画『ベルサイユのばら』文庫2巻メモ

漫画『ベルサイユのばら』文庫2巻メモ

テュイルリー宮殿。

オスカルがロザリーに勉強を教える。
「このシャルル7世のときに百年戦争はようやく終わっている。」

 

アメリカ独立戦争(1775~1783)✕英 VS 〇米・仏
アメリカはイギリスからの独立をめざす。

フランスはアメリカに味方して、兵を送る。
フェルゼンはラ・ファイエット候の副官としてアメリカへ渡ることに。
(ラファイエットはのちのフランス革命、革命軍の最高司令官。)

マリーの第一王女。マリー・テレーズ・ド・フランス。
(母、マリア・テレジアの名をフランス語読みした)

マリーはベルサイユ宮から、ベルサイユ公園の中のプチ・トリアノン宮(離れ)に移る。

・オーストリア女帝 マリア・テレジアが亡くなる。(1780年)
(夫フランツ1世。子供たち16人)
ヨーゼフ2世(神聖ローマ皇帝)
トスカナ大公レオポルド
ザクス・テッシェン公夫人マリア・クリスティーナ
ナポリ王妃マリア・カロリーナ
パルマ公夫人アメリア
フランス王妃マリー・アントワネット

ベルサイユ条約(パリ条約)(1783年)
イギリスはアメリカの独立を承認。

 

・マクシミリアン・ド・ロベスピエール
弁護士

・『セヴィリアの理髪師』仏劇作家ボーマルシェの戯曲。それを題材にロッシーニが作曲したオペラ。貴族を風刺している。⇒のちに『フィガロの結婚』につながる。

首飾り事件

・サン・ジュスト

 

大蔵大臣。ネッケルの後任のカロンヌ。
第一身分僧侶。第ニ身分貴族。第三身分平民。
第ニ身分の貴族からも税金を取ると提案したが首になった。

パレ・ロワイヤル
オルレアン公(国王のいとこ)の居城。
反国王派が集まる。

 

 

漫画『ベルサイユのばら』文庫1巻メモ

漫画『ベルサイユのばら』文庫1巻メモ

1755年 マリーアントワネット生誕。
オーストリア、ハプスブルク家。マリアテレジアの第9皇女。

シェーンブルン宮殿。
ルイ14世「朕は国家なり」ヴェルサイユ宮殿建設。
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ルイ15世「最愛王」
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ルイ16世←マリーの夫

ブルボン家
バロア家

オーストリア宰相カウニッツからマリーに提言。

 

漫画『ヴィンランド・サガ』8巻メモ

漫画『ヴィンランド・サガ』8巻メモ

マーシア地方
イングランドで最も豊かな土地

諫言(かんげん):忠告

ウェールズ

ルキウス・アルトリウス・カストゥス
2C 古代ローマの軍人。アーサー王のモデルの1人。
ブリタニア。

デンマーク
ユトランド半島南部
ケティルの農場

 

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漫画『ヴィンランド・サガ』7巻メモ

漫画『ヴィンランド・サガ』7巻メモ

イングランド北東部
ゲインズバラ
ノルマンディー公国に亡命予定だった。

先祖の英雄 アルトリウス

イングランド北部
ノーザンブリア地方
ヨーク
11C ヴァイキングの町
ローマ時代から栄えている。

 

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世界史【33】帝国主義と東アジア

世界史【33】帝国主義と東アジア
・義和団事件1900⇒8カ国共同出兵⇒北京議定書1901
・日露戦争1904⇒ポーツマス条約1905
33ー1中国分割と近代化運動の行方
33ー2中国をめぐる日本とロシアの対立
33ー3朝鮮の行く末と清末の改革
33ー4辛亥革命


33ー1 中国分割と近代化運動の行方
①日清戦争後
・中国分割

借款(しゃっかん)=借金
賠償金を払うために欧から借りる。担保として鉄道施設権や鉱山採掘権を奪われる。

租借(そしゃく)・・他国の領土の一部を条約によって借りること(事実上の領土割譲)

米は米西戦争で中国に構ってるひまがなかった。

門戸開放宣言
米・国務長官ジョン・ヘイ

<租借地>
膠州湾(こうしゅうわん)
遼東(りょうとう)半島南部。旅順(りょじゅん)・大連(だいれん)
威海衛(いかいえい)、九竜半島(クーロン/きゅうりゅう)
広州湾(こうしゅうわん)
遼東半島南部(旅順・大連)
(※日露戦争で日本に移る)
<勢力圏> 鉄道施設権
山東省(さんとうしょう)
満州・モンゴル 東清鉄道
長江流域
広東・広西・雲南省
福建省 南満州鉄道

 

②中国の近代化

日清戦争に負けた中国はショック。
↓↓
近代化運動へ

光緒帝(こうしょてい)。
康有為(こうゆうい)、梁啓超(りょうけいちょう) など公羊 (くよう) 学派の官僚らが日本の明治維新を模範にする。

憲法を立てて、皇帝を立てる=立憲君主制をめざした。

戊戌の変法(ぼじゅつのへんぽう)
立憲君主制をめざし憲法制定に動いたが・・
↑↑(弾圧)
戊戌の政変(ぼじゅつのせいへん)(1898)
西太后(せいたいこう)など保守派が改革を弾圧。改革は失敗に終わる。光緒帝は幽閉状態へ。

 


33ー2 中国をめぐる日本とロシアの対立

①外国は出ていけ。義和団事件。

・仇教運動(きゅうきょううんどう)
反キリスト教運動

義和団事件(白蓮教系の宗教結社)(北清事変)(1900)
排外主義「扶清滅洋(ふしんめつよう)」清を助けて欧を追い出す

ドイツ人宣教師✕⇒ドイツの山東進出
↓↓
清は「こいつら使える・・」と、この義和団を使って欧を追い出そうとした。
↓↓
義和団が北京占領。独、日公使を襲う。
清「欧米日かかってこいやー。」西欧列強に宣戦布告。(西太后)
↓↓
八カ国共同出兵
英仏独米露日伊墺
↓↓
清・義和団敗れる。北京が占領される。
↓↓
北京議定書(1901)
・巨額の賠償金。
・北京駐兵権。(軍事占領)⇒半植民地化

②日本とロシアの狙った場所が同じ。

ロシアは満州から軍をひかない。朝鮮半島まで狙ってる・・?

日とロシアが満州・大韓帝国(だいかんていこく)の取り合い。
↓↓
日露戦争(1904)
日本の攻撃で始まる。

日本海海戦で日が勝つ。
バルチック艦隊を破る。

・第1次ロシア革命

日もお金が厳しい、ロシアも革命でやめたい。
↓↓
米・セオドア・ローズヴェルト大統領が仲介。
↓↓
ポーツマス条約(1905)(米)
ロシアは満州・朝鮮から撤退⇒大韓帝国の指導・監督権を日本が得る。
遼東半島南部の租借権をロシアから日本に渡す。(⇒関東州と呼ぶようになる。)
(※遼東半島は日清戦争でいったん日本が取得したものの三国干渉で返さざるを得なかったところ)
・遼東半島に接続する南満州鉄道の敷設権(ふせつけん)利権を日本が得る。
・南樺太を日本に渡す。

 


33ー3 朝鮮の行く末と清末の改革
日清戦争後「朝鮮」は「大韓帝国」と改称。自主独立国家となった。清からの自立。

①日露戦争後の日本の朝鮮支配
・日韓協約(1904~07)
(第1次は日露戦争のさなか。)

第2次日韓協約(1905)
韓国の保護国化。⇒外交権を朝鮮から奪う。
初代統監。伊藤博文(いとうひろぶみ)。
反日義兵闘争の激化。

・ハーグ密使事件(1907)
高宗が第2回万国平和会議オランダに密使を派遣。⇒失敗

・第3次日韓協約
韓国は内政権を喪失。

・伊藤博文ハルビン駅で暗殺(1909)
安重根(あんじゅうこん)。
(韓国の切手にもなっている。)

・韓国併合(1910)
韓国という国は消え、日本領土に組み込まれた。
朝鮮総督府が設置。(天皇直属機関)
軍事・行政を統括していく。

ーーーーー
②清朝最後のあがき
本音と建て前は。

清末の改革。
・「光緒新政」(こうしょしんせい)・・国内改革
(光緒帝は捕らえられている)
・新軍の整備。(西洋式軍隊)
・科挙の廃止
・北京大学創設

・「憲法大綱」の発布。
日本の明治憲法を模範。(強力な君主権)

・国会開設公約

「皇帝の力が強いままでは・・?もう満州人を追い出して、皇帝も追い出して、自分たち漢民族の国を作りたい。」
⇒革命派の台頭

華僑が資金を出す。
留学生。

革命派のリーダー
孫文
「興中会」の結成。
他の革命団体も一緒に団結しよう。
「中国同盟会」の結成(1905)東京で。
機関誌『民法』
三民主義
・民族の独立(漢民族の独立)
・民権の伸長(一般民衆の権利を認めよう)
・民生の安定(人々の生活の安定)

 


33ー4 辛亥革命
①2000年の皇帝政治の終焉。
辛亥革命(1911~12)
きっかけ:清が「幹線鉄道の国有化」を宣言。
これを担保に外国からお金を借りようとした。そんなことをしたらさらに中国の植民地化が進む・・。
↓↓
四川暴動
↓↓
清は軍隊を派遣したが、その軍が清を裏切った。
↓↓
武昌蜂起(1911)
湖北新軍の革命派が武装蜂起。色んな省でも独立を宣言。
これらが合体。
↓↓
・中華民国建国(1912)
臨時大総統:孫文
都:南京

清はまだ北に残ってる。
清の大臣、袁世凱(えんせいがい)が清を裏切る。孫文と取引を行い清を滅ぼした。その代わり私を中華民国のリーダーにしてください。⇒孫文は受け入れる。
宣統帝(溥儀)が退位。(ラストエンペラー)

②中華民国の苦悩。
中華民国。臨時大総統:袁世凱が就任(1912)
首都。南京⇒北京へ移す。独裁色を強める。
↓↓
袁世凱の暴走を防ぐべく国民党の結成。
孫文・中国同盟会が中心。
↓↓
・第二革命(1913)
〇袁世凱の独裁 VS ✕国民党(解散させられた)
正式な大総統に就任。袁世凱は皇帝になろうとした。
↓↓
・第三革命(1915)
✕袁世凱帝政 VS 〇国内軍部、革命派、日本、欧。
袁世凱の部下の軍部も裏切る。
↓↓
袁世凱病死。その後も民主政治にはならず軍部が力を握る。
軍閥(軍事政権)の割拠。
北京政府の実験をめぐって争う。

 


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世界史タイトル一覧

世界史タイトル一覧
【01】 先史時代
【02】 古代オリエント
【03】 ギリシア世界
【04】 ローマ世界
【05】 インドの古典文明
【06】 東南アジア前近代史
【07】 中国の古典文明
【08】 中国の分裂・混乱期(魏晋南北朝)
【09】 東アジア文明圏の形成(隋・唐)
【10】 イスラーム世界
【11】 中世ヨーロッパ世界の成立
【12】 中世ヨーロッパ世界の展開
【13】 中世ヨーロッパ世界の各国史
【14】 東アジア世界の展開
【15】 明・清の時代
【16】 中国周辺地域史
【17】 イスラーム世界の繁栄
【18】 ルネサンスと大航海時代
【19】 宗教改革
【20】 主権国家体制と西欧絶対王政
【21】 東欧絶対王政
【22】イギリスの市民革命
【23】アメリカ世界の成立
【24】フランス革命とナポレオン
【25】ウィーン体制の成立と崩壊
【26】19世紀の欧米諸国(1)英・仏・伊・独
【27】19世紀の欧米諸国(2)露・米
【28】19世紀の欧米諸国(3)文化史
【29】中国と朝鮮の植民地化
【30】アジア諸地域の植民地化
【31】帝国主義の時代
【32】 世界分割と列強の対立
【33】帝国主義と東アジア
【34】 帝国主義とアジアの民族運動
【35】第一次世界大戦とロシア革命
【36】ヴェルサイユ体制とワシントン体制
【37】第一次世界大戦後の欧米諸国
【38】 戦間期のアジア諸地域
【39】 世界恐慌とファシズム諸国の侵略
【40】 第二次世界大戦と戦後秩序の形成
【41】 米ソ冷戦の時代
【42】 冷戦の激化と西欧・日本の経済復興
【43】 第三勢力の台頭と米ソの歩み寄り
【44】 自立を強める東アジア
【45】 アジア諸地域の紛争
【46】 経済危機と冷戦の終結
【47】 現代文明と各地の紛争

 

(トライ高校世界史B)

 

世界史【32】世界分割と列強の対立

世界史【32】世界分割と列強の対立


【32】
ベルリン会議()


32ー1 アフリカ分割の始まり
32ー2 英のアフリカ進出
32ー3 仏のアフリカ進出
32ー4 独・伊のアフリカ進出
32ー5 欧米の太平洋地域進出
32ー6 ラテンアメリカ・メキシコの動向
32ー7 列強の二極化。三国同盟VS三国協商


32ー1 アフリカ分割の始まり

①「暗黒大陸」
奴隷の獲得⇒資源の獲得
プランテーションの労働力。
商品作物。サトウキビ、タバコ、綿花

大西洋三角貿易
黒人奴隷貿易
1.西欧⇒西アフリカ(武器)
2.西アフリカ⇒米大陸(奴隷)黒人2000万人ほど
3.米大陸⇒西欧(商品作物)

奴隷制度の廃止(19C)
探検家
リヴィングストン(英・宣教使)
ナイル川の水源調査。消息不明。
↑↑(救出)
スタンリー
コンゴ探検(ベルギー王が支援)
ベルギー領有宣言⇒欧の反発。

②国際会議の決定「早い者勝ち」
ベルリン会議(1884~85)
(※「ベルリン会議」は2つある。1つ目は19Cロシア南下⇒ロシアトルコ戦争のあと。ビスマルク調停(1878))

今回もビスマルク主催。
・先占権(早い者勝ち)⇒アフリカ分割に拍車をかける。
・コンゴ自由国⇒ベルギーの支配下に。


32ー2 英のアフリカ進出
①英のエジプト・スーダン進出
・英の縦断政策
スエズ運河沿いの2つの国・エジプト(北)・スーダン(南)が欲しい。安全性確保したい。

<英がエジプトに進出>
ウラービー運動(1879~82)
アフマド・ウラービー「エジプト人のためのエジプト」抵抗運動が起こるが鎮圧されエジプトは英の保護国化に。

<英がスーダンに進出>
・マフディーの反乱(1881~98)17年
マフディー=「救世主」の意味。
ムハンマド・アフマド。
ゴードン戦死。
(↑太平天国の乱を鎮圧した常勝軍。)

ファショダ事件(1898)
✕仏 VS 英〇
スーダンのファショダという地で対峙(にらみ合い)。

英の3C政策
ケープタウン(南ア)、カイロ(エ・埃)、カルカッタ(印)。
インドへの道を盤石なものにしたい。

②英の南アフリカ進出
ケープ植民地(中心ケープタウン)南ア
ナポレオンなきあと欧の国際秩序のためのウィーン会議(1814)で蘭領から→英領となる。

セシル・ローズ
ケープ植民地の首相。元企業家。金・ダイヤモンド鉱山を発見。

トランスヴァール共和国、オレンジ自由国。(ケープ植民地の北東)はブール人(=オランダ人)の国。大義名分などない、金とダイヤの争奪。

南アフリカ戦争(1899)
英本国から派遣⇒植民相ジョゼフ=チェンバレン
40万人以上の兵。
〇英 VS 蘭✕
↓↓
南アフリカ連邦(自治領)
(ケープ植民地、トランヴァール、オレンジを併合)
白人優位の人種差別が芽生える。

 


32ー3 仏のアフリカ進出
①アフリカ横断
仏アフリカ横断政策

アルジェリア出兵。植民地化(19C前)
(ウィーン会議で絶対王政に戻す。ブルボン朝復活。王シャルル10世。国民の不満を外へ向けた)

アルジェリアを起点に東西に拡大。
チュニジア保護国化(1881)(アルジェリアの東横)
仏と伊と関係悪化⇒独ビスマルクは見逃さない。翌年・三国同盟(独・オーストリア・伊)

ジブチに港を建設。(紅海の一番下)
紅海からインド洋への出口。

マダガスカル(アフリカ南東の島)
サハラ砂漠。(アフリカ西)

ファショダ事件(1898)
スーダンのファショダで対峙。
仏は独とけんか状態。英ともけんかすると敵が増えてしまう。仏は英に譲る。
↓↓
関係よくなる。
↓↓
英仏協商(1904)
英はエジプト取るから仏はモロッコどうぞ。

②モロッコをめぐり仏VS独
モロッコを押さえると、英のインド進出を邪魔できるので、独が狙っていた。

第1次モロッコ事件(タンジール事件)(1905)
モロッコをめぐって、仏 VS 独 対立。独皇帝ヴィルヘルム2世がタンジール港に入ってくる。英援助⇒〇仏 VS ✕ 独

第2次モロッコ事件(アガディール事件)(1911)
また独アガディール港に入る。
英援助⇒〇仏 VS ✕ 独

仏モロッコ保護国化(1912)


32ー4 独・伊のアフリカ進出

①独・伊のアフリカ進出
<独>
カメルーン(西)、東アフリカ植民地(マダガスカル島の対面)

<伊>
・伊がエチオピア進出するも敗れる
〇エチオピア VS ✕伊

・イタリア=トルコ戦争
オスマントルコとの戦争でリビアを獲得。

・ソマリランド(アフリカの角)獲得。
北から英仏伊で分けた。

②独立を保持した2つの国

1.エチオピア帝国(東)
伊をアドワで撃退。仏の軍事支援もあった。

2.リベリア共和国(西海岸線)
アフリカ最初の共和国。
アメリカで解放された黒人たちがアフリカに帰ってきて作った国。国名はLIBERTY(自由)から。


32ー5 欧米の太平洋オセアニア進出

①オセアニアについて
オーストラリア、ニュージーランドの辺り。
(探検家)
タスマン(17C蘭)オーストラリア、NZ。
クック(18C英)タヒチ、オーストラリア、NZ。ハワイで島民に殺害される。

オーストラリア連邦
先住民:アボリジニー
1850年代 金鉱の発見
英の自治領に。アジア各地から移民。

ニュージーランド
先住民:マオリ人
英の自治領に。

②欧米のオセアニア進出

ニューギニア
西部:オランダ
東部:英・独

・英領
ソロモン諸島(独と分割)、フィジー、トンガ

・仏領
ニューカレドニア、タヒチ

・独領
ビスマルク諸島、マリアナ諸島、マーシャル諸島

・米領
フィリピン、グアム島、ハワイ


32ー6 ラテンアメリカ・メキシコの動向

①メキシコの内乱と仏の干渉

・ラテンアメリカ
19C前半に多くの国が独立を達成。
ベネズエラ、ボリビア、ペルー、エクアドル、ブラジル、アルゼンチン、チリ。英の経済的従属下に置かれる。メキシコだけは例外。

<メキシコ>
自由主義革命
フアレス大統領(先住民インディオ出身)
保守派が抵抗。
↓↓
メキシコ内乱(1861~67)
この内乱に仏ナポレオン3世がちょっかいを出してくるが、フアレスは追い出す。

②メキシコ革命

ディアス大統領
独裁政治。地主階級の特権を復活させてしまう。(先住民切り捨て)。
英、米から莫大な借金。頭が上がらない状態に。
↓↓
メキシコ革命(1910~17)
マデロ大統領。
ディアスを打倒し自由主義的改革をしたが、土地の改革には消極的だった。
↓↓
サパタ・ビリャ(農民)の蜂起。マデロ失脚。
↓↓
憲法制定(1917)
民主的。土地改革など。しかし憲法はうまく機能せず。
米、英の従属から逃れられなかった。

 


32ー7 列強の二極化。三国同盟VS三国協商

ヴィルヘルム2世の無謀な政策

・普仏戦争⇒は元々と対立。

・皇帝ヴィルヘルム2世(任1888~1918)
さらに新たな敵を作ってしまった。

・海軍強化により⇒と対立。
・パン=ゲルマン主義で⇒ロシアと対立。
・3B政策。ベルリン・ビザンティウム・バグダード。ペルシア湾から海へ。

②三国同盟VS三国協商

〇ビスマルク時代
・英「光栄ある孤立」
・三国同盟(独・オーストリア・伊)軍事同盟

再保障条約(お互い攻めない)ロシアと独
↓↓
仏を孤立させることに成功。

〇ヴィルヘルム2世時代

独とロシアのけんかから⇒三国協商(英仏露)へつながる・・。

・独はロシアとの再保障条約を拒否した。
これを仏は見逃さない!
↓↓
露仏同盟(1891)
仏がロシアに接近。手を組む。仏が露に資金提供⇒露産業革命に成功。

英は独の海軍拡大に焦りを感じ始める。
日英同盟(1902)
東アジアの防衛を目的。
ここで仏は英にも近づく!
↓↓
英仏協商(1904)
独嫌いだよねーでくっつく。
↓↓
英露協商(1907)
日露戦争が終わってバルカン半島に戻る。独との対立。ロシアは英に接近する形を取った。
↓↓
三国協商(英仏露)VS三国同盟(独墺伊)に。
↓↓
第一次大戦へ

 


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世界史【31】帝国主義の時代

世界史【31】帝国主義の時代


31ーキーワード
(英)ディズレーリ(保)。インド帝国。スエズ運河+キプロス島。
(仏)第三共和政。
(独)ビスマルク⇒皇帝ヴィルヘルム2世。3B政策。
(露)第1次ロシア革命⇒十月宣言(ウィッテ)⇒社会主義の政党。ボリシェヴィキ(レーニン)、 メンシェヴィキ。
(米)カリブ海政策。米西戦争(25代マッキンリー)。棍棒外交(26代S・ローズヴェルト)。宣教師外交(27代ウィルソン)


31ーガイダンス
・欧米各国で帝国主義(植民地獲得)、労働運動が起こる。
(理由)
・第2次産業革命(19C後)⇒英以外の欧米。重化学・石油・電力。生産増大。独占資本が銀行と結びつく。
・1870年代世界的不況。⇒植民地(市場、原料供給、資本輸出)を求めて帝国主義へ。
31ー1 帝国主義イギリス
31ー2 帝国主義フランス
31ー3 帝国主義ドイツ
31ー4 帝国主義ロシア
31ー5 帝国主義アメリカ


31ー1 帝国主義イギリス
①英の方向転換
首相ディズレーリ(保守党)
自由貿易から⇒帝国主義(植民地獲得)へ方向転換。

インドへの道を確保(エジプトルートと南アフリカルート)
スエズ運河株式買収、インド帝国の完成
・ベルリン会議への参加
キプロス島の統治権を獲得。=スエズ運河の真上の島。

植民地相:ジョゼフ=チェンバレン(保守党)
南アフリカ戦争。英の支配下においた。

・対外政策にお金を費やしたい。国内にお金を使いたくない・・。
↓↓
自由党内閣の時
・議会法の制定
上院・下院のうち、下院(一般市民の代表者)の優位を確立。

・アイルランド自治法
WW1で延期⇒イースター蜂起(シン・フェイン党も参加)

・自治領(白人が支配層の地域)を形成していく
カナダ⇒オーストラリア⇒NZ⇒南アフリカ

②英・労働運動
英・社会主義運動の高まり
フェビアン協会
知識人中心。ウェッブ夫妻。劇作家バーナード=ショー。
改良主義的。ゆっくりでいいから改善。
↓↓
・労働代表委員会
選挙で議席数を獲得するまでに。
↓↓
労働党(現在まで続く)
合法的。穏健。議会を通じて社会改革をめざす改良主義。民主的な手段。


31ー2 帝国主義フランス
①仏・第三共和政の混乱

・第三共和政(1870/71~1940)

二月革命(1848)の結果、王様がいなくなった。=第二共和政になった。男性普通選挙の実現。
↓↓
ナポレオン3世の第二帝政でまとまる。普仏戦争で捕虜に。
↓↓
第三共和政ができるが混乱。

ブーランジェ事件
陸相ブーランジェ。反議会主義的運動。

ドレフュス事件
ユダヤ系将校ドレフュスがスパイ容疑で逮捕。⇒冤罪だった。仏軍部が隠蔽。反ユダヤ感情をあおる。⇒国内世論が批判。エミール・ゾラ『私は弾劾する』⇒ドレフュスは無罪に。釈放。
↓↓
シオニズム
ユダヤ人国家を設立しようとする運動。

②仏・労働運動
社会主義運動。

サンディカリズム
議会の否定。英のような議会ではなく、労働者による直接行動主義。(フランス革命のように自由平等は自分たちで勝ち取るんだ。)

↑↑(対立)
フランス社会党(統一社会党 / 社会党)
議会を重視。社会主義派が結成。

 


31ー3帝国主義ドイツ

①ビスマルクの辞職
皇帝:ヴィルヘルム1世(ビスマルクが仕えていた)⇒フリードリヒ(病気で100日で交代)⇒ヴィルヘルム2世

皇帝ヴィルヘルム2世⇒独も植民地を求めて外に出るべき。
・ビスマルク⇒外交でやっと収めたのに。反対。
意見衝突。⇒ビスマルク辞職(1890)

<ヴィルヘルム2世の対外政策>
海軍の大拡張「ドイツの将来は海上にあり」⇒英と対立。

パン=ゲルマン主義
パン=「広げる」の意味。ゲルマン人(ドイツ系民族)(オーストリア)との連携。⇒ロシアと対立。
バルカン半島→小アジア→ペルシア湾へ。独から東南方向。

独・3B政策(さんびーせいさく)
ベルリン、ビザンティウム、バグダードを接続する。
バグダード鉄道の建設を考えた。⇒もし実現すれば海で英と対立。また、バルカン半島を狙うロシアとも対立する・・。

(cf英・3C政策。ケープタウン、カイロ、カルカッタ)

②独の労働運動

世界初の社会主義
ドイツ社会主義労働者党

社会主義者鎮圧法
ビスマルクは警戒し、この労働者党を非合法化した。せっかく統一したドイツが資本家と労働者に分裂するのを避けたかったから。⇒国が守ると主張。

ビスマルク退陣
↓↓
ドイツ社会民主党
「復活のチャンスだ!」名前をこれに変える。マルクス主義理論を採用。暴力革命。

徐々にこちらへ
↓↓
修正主義
ベルンシュタイン。議会を通じて社会主義化を提唱。改良主義。
(英の労働運動を参考にした。)

 


31ー4 帝国主義ロシア
①近代化で生まれた社会のひずみ
ロマノフ朝(皇帝独裁政治)
穀物を輸出して産業革命したい。⇒仏資本の導入。(露仏同盟)⇒産業革命の本格化
↓↓
シベリア鉄道(1891)
中国方面に進出したい。全長9300㎞。
(ウラジオストク(東)からモスクワ(西)まで)
ペテルブルグ(西端)

中国東北をめぐって日本と衝突。⇒日露戦争(1904)

血の日曜日事件(1905)
戦争反対の市民デモ。軍隊が発砲。ニコライ2世。
↓↓
第1次ロシア革命(1905)
労働者中心に暴動・スト。
↓↓
都のペテルブルグで、ソヴィエト(評議会)が成立=各地の工場の代表者会議。
↓↓
戦争終結
・ポーツマス条約(1905)

戦争は終わったが革命は終わらない。

・「十月宣言」(革命を終わらせる)
首相:ウィッテ
(民主的な、自由主義的な改革を行う)
・ドゥーマ
(国会)を開設。
・憲法制定。⇒立憲民主党の結成。(お金をもっている人たち)

改革が落ち着くとウィッテは首になった。
↓↓
ストルイピンの改革
ドゥーマ(国会)を解散。ミール(農村共同体)を解体。⇒国内は混乱。

②ロシアの労働運動

ロシア社会民主労働党
2つの社会主義政党に分裂(この2つは労働者を代表)
↓↓
1. ボリシェヴィキ(指導者:レーニン)プレハーノフ
革命家による武装革命。(少数で一気に壊す。)

2. メンシェヴィキ
ブルジョワ民主主義革命。(多数でゆっくりで革命する。)

社会革命党
ナロードニキの流れをくむ。こちらは農民を代表。


31ー5 帝国主義アメリカ
①世界第一位の工業生産数
1890年代。米が世界No1に。
一部の富裕層が独占。
↓↓
カリブ海政策(20C初)
米がいよいよ外へ出ていく。
↓↓
・第1回パン=アメリカ会議
「アメリカの製品を買いなさい」。中南米(ラテンアメリカ)の国々に指導。

革新主義
米国内では政治経済の独占を規制。経済自由化。

・フロンティアの消滅(1890)
白人入植者が全域に広がった。

ーーーーーーーーーー

カリブ海政策
二人の大統領が推進。マッキンリーとS・ローズヴェルト。

25代・マッキンリー大統領(任1897~1901)

キューバ独立運動1895
キューバはスペインから独立を試みる。
↓↓
そんなときハバナ湾で米艦隊メイン号が撃沈。米はスペインのしわざとしてスペインに戦争をしかける。
↓↓
アメリカ=スペイン(米西)戦争(1898)
カリブ海へ進出。中南米に影響力のあったスペインと戦う。
〇米 VS 西✕
↓↓
米はフィリピン、グアム、プレルトリコという西の植民地を獲得。
キューバを独立させて保護国化。
↓↓
さらに太平洋へも進出。
ハワイ併合(1898)
(※米西戦争の結果ではなく単独で。)

門戸開放宣言(1899)
国務長官 ジョン=ヘイ
中国市場進出をも狙う。門戸開放、機会均等、領土保全。

ーーーーーーーーーー

26代・セオドア・ローズヴェルト大統領(任1901~09)

「カリブ海政策」を引き続き推進。

・「棍棒外交」(20C初)
口調は穏やかに、棍棒をたずさえて話す。(威嚇)
↓↓(例)
無理やりパナマをコロンビアから分離・独立
↓↓
パナマ運河の建設(1904~1914)
中米と南米の間。カリブ海と太平洋を接続。

ーーーーーーーーーー

③ウィルソン大統領時代の変化

28代・ウッドロー=ウィルソン大統領
・米国内「新しい自由」
弱者救済。

・対外「宣教師外交
「アメリカと同じ民主政治をすればアメリカと同等に発展できるよ」
米風の政治を世界に伝える。それが米国の義務。
現在でも米は独裁政治を嫌う。世界へ干渉する口実。

 


・【32】世界分割と列強の対立
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<参考動画>
【トライイット公式】
・高校世界史B(映像授業)【31】□⇒
高校世界史B【タイトル一覧】□⇒

 

世界史【30】アジア諸地域の植民地化

世界史【30】アジア諸地域の植民地化(トライ高校世界史B)


30ーキーワード
<東南アジア>
・仏⇒仏領インドシナ(ベトナム・カンボジア・ラオス)
・蘭⇒オランダ領東インド(インドネシア)
・英⇒マレー連合州(マレーシア)、海峡植民地=シンガポール、ペナン、マラッカ
<インド>
・英⇒印:シパーヒーの反乱(1857)⇒ムガル帝国滅亡(1858)⇒インド帝国(1877)
<オスマン帝国>
・アブデュル=メジト1世「タンジマート(恩恵改革)」
・ミドハト=パシャ「ミドハト憲法」(1876)
<他>
・タバコボイコット運動(イラン)
・ウラービー運動(エジプト)


30ーガイダンス(1~6)
・東南アジア・・仏・蘭・英。(ある思惑が。。)
・インド・・英(英仏の戦争に英が勝ったため単独支配)
英本国ではなく英東インド会社(貿易会社)がインド経営をする。(ある変化が。。)
・西アジア・・オスマン帝国の衰退・近代化。イラン・アフガニスタンなど。


30ー1  仏のインドシナ進出

<ベトナム・カンボジア・ラオス>
仏(ナポレオン3世)がインドシナ(現ベトナム・カンボジア・ラオス)に進出。

・阮朝(げんちょう)ベトナム
建国:阮福映(げんふくえい)。仏宣教師ピニョー支援。
清の朝貢国(弟分)。清からは越南国(えつなんこく)と呼ばれる。

仏のインドシナ進出理由⇒アロー戦争で仏は中国進出を始めた。中継基地が欲しかった。
↓↓
仏越(ふつえつ)戦争。〇仏ナポ3世VS越✕
仏・サイゴンを獲得。カンボジアを保護国化。

ユエ条約・・ベトナム保護国化。
↓↓
清がベトナムの宗主権(指導する権利)を主張。(朝鮮の時と同じ)
↓↓
清仏戦争(〇仏VS清✕)(1884~5)
天津条約・・清はベトナムの宗主権を放棄。
↓↓
仏領インドシナ連邦
(1887~1945)
(現ベトナム・カンボジア・ラオス)

 


30ー2 蘭・英の進出

<インドネシア>

オランダのジャワ・スマトラ(インドネシア)植民地化=オランダ領東インド

・イギリス=オランダ協定
マラッカ海峡を境界に北は英、南は蘭と分けた。

・ジャワ戦争(1825)〇蘭VSジャワ✕⇒蘭は財政窮乏に

強制栽培制度(1830)
商品作物(コーヒー)⇒ヨーロッパに販売。
オランダ産業革命の資金源になる。

・アチェ戦争(1873)
スマトラ島の北端。✕アチェ王国VS蘭〇⇒オランダ領東インド支配(現インドネシア)

ーーーーーーーーーーーーーーーー
・英のマレー半島進出
<マレーシア>
英が東南アジアを植民地化するワケは・・
↓↓
英植民地のインドと清をつなぐために(海回り)中継基地としてマレー半島が必要。

ぺナン、シンガポール、マラッカの獲得=海峡植民地。

マレー連合州。
・錫(すず)。華僑
・ゴム。印僑。
インドや中国から移民。

英⇒ミャンマー(ビルマ)に侵略。
ビルマ(ミャンマー)戦争
コンバウン朝を滅ぼしインド帝国に併合。


30ー3 英 東インド会社のインド経営

<インド>
プラッシーの戦い(1757)
インド・ベンガルをめぐって 〇英VS仏✕

イギリス東インド会社(貿易会社)
インド北東・ベンガル(豊かな土地)の徴税権を得る。

イギリスインド会社の商業活動停止⇒インド統治機関へと移行。⇒各地戦争へ。。

南・マイソール戦争、中デカン高原・マラーター戦争、北西パンジャーブ・シク戦争。あとはムガル帝国のみ。。

<征服地への税制>
・ザミンダーリー制
地主・領主から直接地税を徴収
・ライヤットワーリー制
自作農民から直接地税を徴収

徴税に加え、プランテーション経営もするようになる。
茶、アヘンの栽培。

・シパーヒーの反乱(1857~59)
シパーヒーとはイギリス東インド会社に雇われたインド人傭兵(ヒンドゥー教徒+イスラム教徒)。薬包に牛と豚の脂を使っていると噂。

デリー城を占拠。ムガル皇帝を擁立
↓↓
インド大反乱に発展。
↓↓
英本国軍が鎮圧。ムガル帝国が滅亡。
↓↓
イギリス東インド会社は解散。統治権は英本国に移る。(=英はただ同然でインドを手に入れる形になった。噂は本国が流した・・?)

↓↓

・インド帝国1877~1947)成立
初代インド皇帝 ヴィクトリア女王
(ディズレーリ保守党内閣)

植民地なのに「帝国」と付いているのは、他のヨーロッパ諸国に向けた、英はインドを重要視しているというメッセージ。触れたらあきまへんえ・・の威嚇。

・分割統治
保守的な藩王国を懐柔。間接統治。(=農民の怒りは地主へ行く。英本国には行かない。)

 


30ー4 オスマン帝国の衰退

<アラビア半島>
・アラビア半島自立の動き

ワッハーブ運動
ムハンマド時代のイスラーム教復帰を目指す。
サウード家と結んでワッハーブ王国建設。都:リヤド

エジプトのムハンマド・アリーの攻撃で滅亡。
⇒アラビア半島の自立は失敗。

 

<エジプト>
・エジプト自立の動き
仏・ナポレオン1世のエジプト占領(1798~99)

ナポレオンはエジプト先住民(アラブ人)にオスマン帝国(トルコ人)への反抗を呼びかけた。

・ムハンマド=アリー
エジプトからナポレオンを追い出す。オスマン皇帝に変わってエジプト総督の地位を授かる。エジプト近代化を目指す。

オスマン帝国に要求。

第1次エジプト=トルコ戦争(1831~33)
オスマン帝国にシリアの領有を要求し、開戦。
〇エジプト VS トルコ✕
⇒シリアを獲得

第2次エジプト=トルコ戦争(1839~40)
エジプトとシリアの世襲権要求。
△エジプト VS トルコ
⇒シリアを返還。エジプトとスーダンの世襲権は獲得。

 

・スエズ運河 開通(1869)エジプト
(仏・技術者)レセップス
(英)ディズレーリ内閣。スエズ運河会社の株を買収。支配権獲得。

地中海からインド洋に直接行ける。

 

ウラービー運動(1881)(エジプトの反英運動)
「エジプト人のためのエジプト」英に反乱するが、鎮圧される。
↓↓
英はエジプトを保護国化する。植民地化。

 


30ー5 オスマン帝国の近代化

<オスマン帝国>
・アブデュル=メジト1世

「タンジマート(恩恵改革)」
皇帝が率先して近代化。上からの改革運動。司法、行政など。

非イスラムへの平等課税。法的にも。

クリミア戦争(1853~56)
〇オスマン帝国 VS ロシア✕
英・仏・サルディーニャ。

タンジマートの成果が出てトルコは勝利。しかしトルコは英・仏に借金。財政面では英仏の従属状態に・・。

 

・アブデュル=ハミト2世

宰相ミドハト=パシャ

・ミドハト憲法(1876)
アジア初の憲法。(大日本帝国憲法(1889)より13年早い。)立憲君主制への移行を目指した。皇帝の独占ではなく議会で話し合いをしよう。

 

ロシア=トルコ(露土)戦争(1877)
↓↓
アブデュル=ハミト2世が、皇帝の力を制限されるのを嫌ってミドハト憲法を停止。

宰相ミドハト=パシャを解任(1877)。戦争の責任を押し付けて島流しに。。

結局、皇帝独裁政治が変わらぬまま、英仏に財政面で頭が上がらないまま。。

 


30ー6 イラン・アフガニスタンの植民地化

<イラン>
・イランをめぐって英VS露
イランの植民地化。

・(イラン)カージャール朝(1796~1925)
北にはカスピ海、南にはペルシア湾。
北からロシアが狙う・・。南東から英が狙う。

 

トルコマンチャーイ条約(1828)
=イランにロシアが押しつけた不平等条約

(※オスマン帝国とは関係ない。トルコマンチャーイは町の名前)

ロシアはイラン・カージャール朝にこの条約を突きつけて、アルメニアの大半を獲得。治外法権を承認。

↓↓

・バーブ教徒の乱(イスラーム教・シーア派の一派)
貧困農民中心

英・露・イラン政府に反対するも、イラン政府に鎮圧される。

 

タバコ=ボイコット運動(1891~92)(イランの反英運動)

タバコの独占販売権がイラン政府から英業者に渡される。⇒民衆はタバコをボイコット。知識人(ウラマー)らも含めた反英・反国王運動。

↓↓

鎮圧される。英露のプレッシャーは続く。イランの植民地化は避けられない。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

<アフガニスタン>

英「アフガニスタンを絶対渡したくない・・!」

英のアフガニスタン侵略。

アフガニスタンはインドの北。英はインドが大事。ロシアからの侵攻の防波堤としてアフガニスタンは押さえておきたい。
↓↓
第1次アフガン戦争(1838~42)
英・完敗(全滅)

1878 ベルリン会議
ロシアのバルカン半島方面の南下を阻止した。
↓↓
そうするとロシアは違う地域から降りてくるかも・・。やばい。アフガニスタンにも来るかも。
↓↓
第2次アフガン戦争1878~80)
今度は英勝利。アフガニスタンを保護国化。

 


・【31】帝国主義の時代

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【29】中国と朝鮮の植民地化

トライイット高校世界史B【29】/47 中国と朝鮮の植民地化


【清】
・アヘン戦争(1840)⇒南京条約(1842)
・アロー戦争(1856)⇒天津・北京条約(1860)
↓↓重税
・太平天国の乱(1851~64)洪秀全「滅満興漢」
・洋務運動(1860~90)「中体西用」
【朝鮮】
・江華島事件(1875)⇒日朝修好条規(1876)
・壬午軍乱(1882)⇒閔氏が日から清に傾く。
・甲申政変(1884)開化派(親日)クーデター⇒清に制圧される。
・甲午農民戦争(東学党の乱)(1894)⇒日清戦争(1894)⇒下関条約(1895)⇒三国干渉(1895)


29-ガイダンス
18C後~19C
<中国>
・英が産業革命⇒市場を求めて中国(広い領土・多い人口)に進出。当時、中国は銀であふれて世界一お金持ち。

・英は中を武力で開国⇒アヘン戦争・アロー戦争⇒賠償金から農民への重税へ。

・ロシアの南下⇒洋務運動(国内改革)。

<朝鮮>
・日本が朝鮮進出。朝鮮が弟。兄貴分の中国と対立。


29-1  アジア三角貿易とアヘン戦争
18C。清の4康熙帝、5雍正帝、6乾隆帝の全盛期は過ぎていた。

中国の状況
・白蓮教徒の乱(暴動)(1796~1804)
・貿易港は広州1港に限定。
・公行(こうこう)=貿易独占の特許商人組合。

英と清(中国)は貿易関係。
(片貿易)・・物と銀の交換
・清⇒英 茶・陶磁器
・英⇒清 銀
「英の銀がなくなる・・そうだ!」
 ↓↓
(アジア三角貿易)・・物々交換
・清⇒英 茶・陶磁器
・英⇒印 綿製品
・印⇒清 アヘン(お茶代をアヘンで支払う)⇒中毒⇒需要増大⇒アヘン密輸。支払いは銀で⇒清から銀が流出⇒英銀の回収成功。

 

東インド会社の中国貿易独占権廃止⇒民間貿易会社も中国へ行けるようになる。⇒アヘンを売りにいく。

英から使節(英が自由貿易を求める⇒✕)
・マカートニー・・乾隆帝に謁見
・アマースト・・謁見できず⇒力づくでやるしかない
 ↓↓
林則徐(りんそくじょ)
・アヘンの没収と焼却など
 ↓↓
英は「待ってました・・!」これを口実に戦争をしかける。
アヘン戦争(1840~1842)
清が圧倒的に敗北
 ↓↓
南京条約
(1842)
・1港(広州)⇒5港に。+上海、厦門(あもい)、福州、寧波(にんぽう)。中国の南側
・公行廃止
・英に香港を割譲
・賠償金の支払い⇒民衆に重税

・租界の設置。外国人居留地。初めて上海に設置。

<不平等条約>
・治外法権の承認
・関税自主権の喪失=安い英製品をそのままの値段で売らなければいけない。
・他国とも不平等条約。
対英 虎門寨追加条約 こもんさい
対米 望厦条約 ぼうか
対仏 黄埔条約 こうほ


29-2.アロー戦争

「戦争に勝ったけど貿易でもうからないな。港の数増やす?」

アロー号事件(1856)
アロー号は英の国旗を掲げていた。英を侮辱している!という口実。英は仏・ナポレオン3世を誘って戦争をしかける。
↓↓
アロー戦争(1856~1860)
↓↓
天津条約
清が発砲してしまう。戦争再開。
↓↓
英・仏軍が北京占領。皇帝の離宮・円明園(えんめいえん)を破壊。(伊カスティリオーネが設計。ヴェルサイユ宮殿を手本)
↓↓
北京条約(1860)
・外国公使の北京駐在(大使館)⇒総理各国事務衙門(がもん)(=外務省)の設置。
・キリスト教布教の自由。
・南京を含む10港の開港。+天津。
・英に九龍半島南部を割譲
・賠償金⇒重税へ

 

アヘン(1840)アロー(1856)戦争による農民への重税
↓↓
太平天国の乱
(1851~1864)
洪秀全。「滅満興漢(めつまんこうかん)」

・「天国を樹立する。清(満州人)は滅びるべきだ。」キリスト教の影響。拝上帝会(キリスト教の結社)。太平天国の建国。南京を占領⇒天京(てんけい)。

・天朝田畝制度(てんちょうでんぽ)。土地を均等に配分。地主廃止。
・男女平等、纏足(てんそく)・辮髪(べんぱつ)廃止
↓↓
地主が反対。義勇軍・郷勇(きょうゆう)を作る。
・湘軍(しょうぐん)・曾国藩(そうこくはん)
・淮軍(わいぐん)・李鴻章(りこうしょう)

常勝軍・・ウォード(米)、ゴードン(英)
↓↓
太平天国の乱は鎮圧される。

ロシア「ふーん、中国今弱ってるな~・・」


29-3. ロシアの極東南下・中国洋務運動。
★ロシアの極東南下
4つの条約
①アイグン(愛琿)条約(1858)露と清
ロシア・東シベリア総督:ムラヴィヨフ
黒竜江(こくりゅうこう)(=アムール川)以北をロシアとする。
海岸線まであと少し。

②北京条約(アロー戦争の調停をした代償)(1860)露と清
沿海州(えんかいしゅう)の獲得。(ついに海岸線にたどり着いた!)(ウスリー江以東を獲得。要塞ウラジヴォストーク港を建設)

③樺太・千島交換条約(1875)露と日
(対日)ロシアは樺太全島を獲得。沿海州の真向かい。千島を日本にあげる。

④イリ条約(1881)露と清
中央アジア方面に降りるときに。東トルキスタンの一部。保険をかけていた。

ーーーーーーー

★中国・洋務運動(改革)(1860~1890)

中国「ロシアめ・・。このまま黙ってるわけにはいかない・・」

同治帝(摂政は母の西太后)時代
「中体西用(ちゅうたいせいよう)」
国の制(=皇帝独裁)維持にあたり、西洋の軍事・産業技術(だけ)をいる。

曾国藩・李鴻章(太平天国の乱を鎮圧した2人)
欧風な町並みに。。しかし・・清仏戦争、日清戦争のどちらも清が負ける。⇒富国強兵にはなってなかった。


29-4. 日本、朝鮮へ

★朝鮮開国と閔氏(びんし)の心変わり

19C後半。国王・高宗(こうそう)←力がない。
后:閔妃(びんひ)。奥さんの一族:閔氏(びんし)。

高宗の父・大院君(たいいんくん)が力を持っていた。⇒閔氏は面白くない。日本と組んで大院君を失脚させた。⇒日本はそれをきっかけに朝鮮進出。
↓↓
江華島事件
(1875)
日本の船が砲撃を受けた。朝鮮に開国を迫る。
↓↓
日朝修好条規
(1876)
・朝鮮・自主独立。
・3港の開港。(釜山・元山・仁川)
・日本の領事裁判権を承認

「閔氏独裁になってから日本が来るようになった・・。前の大院君の方がよかった。閔氏ひっこめ」
↓↓
壬午軍乱(じんごぐんらん)(1882)
大院君軍による閔氏への反乱。日・清が鎮圧。

清:大院君をつかまえる。閔氏を支援。
日:閔氏・朝鮮側へ多くの要求。
↓↓
閔氏は日本と手を切って清に傾く・・。

朝鮮は真っ二つに
事大党(親清)閔氏
VS
開化派(親日)留学生・金玉均(きんぎょくきん)近代化目指す。
↓↓
甲申政変
(こうしんせいへん)(1884)
開化派のクーデター。日本の武力を借りて武装蜂起。閔氏を追放。
清に鎮圧される。
↓↓
朝鮮をめぐって日本と清がバチバチに・・。

ーーーーー

★朝鮮国内の動乱と日清戦争

・西学。キリスト教。
・東学。儒・仏・道教。創始者・崔済愚(さいせいぐ)
⇒東学の信者はアジア以外、外国を嫌うように。。

甲午農民戦争(こうごのうみんせんそう)(1894)=東学党の乱
朝鮮南部。全琫準(ぜんほうじゅん)の暴動。清に助けを求める。清が出兵。日本も出兵。
↓↓
日清戦争(1894~95)日〇 VS ✕清
↓↓
下関条約
・朝鮮独立(清はもう関係ない=清は宗主権放棄)
・日本は清から台湾、澎湖(ほうこ)諸島、遼東半島を獲得。
・開港場での企業の設立
↓↓
三国干渉(1895)
ロシア「おい日本。朝鮮通って何中国に来ようとしてんだ・・。その遼東半島はオレが狙ってるんだよ。」
ロシア・独・仏がクレーム。遼東半島は清に返還。

閔妃はロシアに接近。⇒日本は閔妃を殺害(1895)⇒朝鮮をめぐって日本とロシアとの関係悪化・・。

 


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